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プロバイダ関係メモ

  • 発信者情報の開示
    損害賠償請求をするには発信者の身元を特定する必要があります。 手続きとしては 1 サイト管理者、プロバイダへの開示請求書送付 2 裁判手続き(開示仮処分、開示訴訟) 3 弁護士会照会 などが考えられます。
  • 投稿記事の削除
    インターネット上の記事を削除するにはいくつかの方法があります。 1 サイト管理者に対して削除請求書を送付する 2 所定のフォームなどから削除依頼を行う 3 裁判手続きを行う(仮処分命令申立等) どの手続きをとるべきかは、相手によって変わってきます。すんなり削除に応じるサイトもあれば、裁判で徹底的に戦って勝たないと消してくれないところもあります。 ご依頼者としては一日も早く違法な記事が削除されることを願っているところですので、この方針の選択は大変重要なポイントです。 また、裁判手続きを選択する場合は通常費用がかかりますので、手続き選択は期間だけでなく予算の面からも重要なポイントで、経験によって大きく展開が変わるポイントです。 初期の被害状況の調査がきちんとされていないと、どんどんお金がかかる結果にもなりかねません。

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2010年9月15日 (水)

大審院判例を現代語に変換するソフト

平成になっても、大審院の判例を参照しなくてはならないことは時々あります。
しかし、刑法、民法が現代語化された今、カタカナ言葉の判例を読むのはなかなか骨が折れます。

そこで、ずいぶん前に私が作った、大審院判例を現代語に変換するソフトを紹介します。

http://kiichibengoshi.cocolog-nifty.com/HanreiHenkan.zip

(変換前)
「上告理由ハ原判決ハ「按スルニ民法第四百二十三条ニ於テ債権者ヲシテ債務者ニ属スル権利ヲ行フコトヲ得シムルハ債務者カ債権者ニ債権ノ充分ナル満足ヲ得サラシムルカ為自己ノ権利ヲ行ハサルニ依ルモノナレハ債務者ニシテ既ニ其ノ権利ヲ行使シタルトキハ債権者ハ最早重ネテ之ヲ行フノ必要ナク又其ノ権利ヲ失フニ至ルモノト解スルヲ相当トスヘク此ノ理ハ債務者ノ権利行使カ債権者ノ所謂代位権行使ノ前タルト後タルトニ依リテ結論ヲ異ニスヘキモノニアラス」ト判示シ以テ上告人カ債務者タル長坂村ニ代位シテ被上告人等ニ対スル妨害排除請求ノ訴訟繋属中ニ債務者長坂村カ被上告人木村安次外訴外人一名ニ対シテ同趣旨ノ請求訴訟ヲ提起シ権利ノ実行ニ著手シタルニ因リ上告人ハ代位権ヲ失ヒタリトノ理由ヲ以テ其ノ訴ヲ却下シタル第一審判決ヲ是認シ上告人ノ請求ヲ排斥シタリ然レトモ右ノ理由ハ債権者カ未タ代位権ノ行使ニ著手前既ニ債務者ニ於テ権利行使ニ著手セルカ又ハ其ノ行使終了後ナル場合ニ就テハ正当ナルヘキモ本件ノ如ク債権者カ代位権行使中ナル場合ニ於テ債務者カ該債権ヲ行使シ得ルモノト為スハ既ニ失当ナルノミナラス其ノ権利行使ニ因リテ債権者カ既ニ行使中ナル代位権カ消滅スト為スノ理論ニ至リテハ失当モ亦甚シト云ハサルヘカラス非訟事件手続法第七十六条ニ依レハ裁判上ノ代位ニ付裁判所カ其ノ申請ヲ許可シタルトキハ職権ヲ以テ債務者ニ之ヲ告知スルコトヲ要シ該告知ヲ受ケタル債務者ハ其ノ権利ノ処分ヲ為シ得サルモノトス而シテ該処分禁止ノ効果ハ期限到来後ト雖解除セラルルノ規定存セサルノミナラス期限到来ニ因リテ解除スヘキノ理由モ存セサル所ナルカ故ニ一度代位権ノ行使ニ著手アリタル以上ハ爾後債務者ハ其ノ権利ヲ処分シ得サルモノト解スヘク又斯ク解スルヲ以テ通説トスル所ナリ(高窪氏法律学説判例総論第一編上巻八八八頁御参照)然リ而シテ訴ノ提起ハ一ノ処分行為ナルコトハ既ニ御院判例ノ存スル所ニ係リ(民事判決録二二七三頁抄録第七五巻民一七四二三頁)然ラハ債務者長坂村ニ於テハ原判決ノ判示訴訟ハ之ヲ提起シ得サルノ理ナリト謂フヘク(法学新報第一四巻三号三〇頁岡松博士所論御参照)既ニ該訴訟ヲ提起シ得サルモノト為ス以上之カ為ニ上告人ノ本訴請求ノ基本タル代位権カ消滅ニ帰スルモノト解スルハ誤レルモ甚シキノ見解ナリト謂ハサルヘカラス又仮令代位権行使後ニ於ケル債務者ノ処分行為ヲ以テ有効ナリトスルモ之カ為ニ常ニ債権者カ行使中ノ代位権カ消滅ニ帰スルモノトセムカ実ニ次ノ如キ救フヘカラサル不合理ノ結果ヲ生スヘシ(一)債務者ハ債権者ノ代位権行使ヲ妨害スル目的ヲ以テ債権者ノ請求訴訟中自ラ第三債務者ニ対シテ請求ノ訴ヲ提起シテ本件ノ如ク債権者ノ訴訟ヲ不適法ニ陥ラシメ次ニ債務者自ラ訴ヲ取下タルトキハ債権者ハ再ヒ代位権ニ基ク訴ノ提起・・・・・・・・」

(変換後)
「上告理由は原判決は「按するに民法第四百二十三条において債権者をして債務者に属する権利を行ふことを得しむるは債務者か債権者に債権の充分なる満足を得さらしむるか為自己の権利を行はさるに依るものなれは債務者にして既にその権利を行使したるときは債権者は最早重ねてこれを行ふの必要なく又その権利を失ふに至るものと解するを相当とすへくこの理は債務者の権利行使か債権者のいわゆる代位権行使の前たると後たるとによりて結論を異にすべきものではない」と判示しもって上告人か債務者たる長坂村に代位して被上告人等に対する妨害排除請求の訴訟繋属中に債務者長坂村か被上告人木村安次外訴外人一名に対して同趣旨の請求訴訟を提起し権利の実行に著手したるにより上告人は代位権を失ひたりとの理由をもってその訴を却下したる第一審判決を是認し上告人の請求を排斥したり。
 しかしながら、右の理由は債権者かいまだ代位権の行使に著手前既に債務者において権利行使に著手せるか又はその行使終了後なる場合に就ては正当なるへきも本件のごとく債権者か代位権行使中なる場合において債務者か該債権を行使し得るものと為すは既に失当なるのみならすその権利行使によりて債権者か既に行使中なる代位権か消滅すと為すの理論に至りては失当もまた甚しと言わなければならない非訟事件手続法第七十六条によれば裁判上の代位に付裁判所かその申請を許可したるときは職権をもって債務者にこれを告知することを要し該告知を受けたる債務者はその権利の処分を為し得さるものとす。」

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